Q15海外旅行のときに、薬を海外へ持ち出してもよいの?
旅行などで海外に出かけるときに、かぜ薬、頭痛薬や下痢止めなど、ちょっとした常備薬を個人用に持って行かれることは、通常、問題はありません。
しかし、ご本人の治療のための薬であっても、他国へ持ち込む際に、税関で問題が生じることもあります。
例えば、営利目的と勘違いされるような大量の医薬品やその国で使用が禁じられている医薬品、あるいは管理の厳しい医薬品、具体的には、麻薬、睡眠薬などがそれに該当します。
医薬品の持ち込み条件は、入国する国の法律によっても異なり、それぞれの国の法律にしたがわなければなりません。
治療上欠かせない医薬品を大量に持っていく際や、麻薬、向精神薬等の規制医薬品については、あらかじめ入国先の在日大使館等に問い合わせしておくことが大切です。
入国時に必要な書類は、各国で異なりますが、病気治療の必要性や、医薬品の内容を判断し得るもの、例えば、診断書や薬の英文説明書などを事前に用意するとよいでしょう。
また、麻薬については携帯輸出許可を必要としますし、一般的には精神安定薬、睡眠薬などの向精神薬については、種類や量によっては、医師等による英文の投薬証明書などの書類を必要としますので注意が必要です。